「夢のマイホーム」を手に入れることが、多くの日本人にとって成功の象徴とされています。しかし、もし経済的自由やお金持ちを目指しているのなら、マイホーム購入は果たして最善の選択でしょうか?この記事では、「マイホーム購入が資産形成に与える影響」「賃貸生活のメリット」「資産運用としての不動産投資」といった視点から、より賢いお金の使い方について深掘りします。
1. マイホーム購入のメリット・デメリット
メリット
もっとメリットあるかと思ったけど、全然出てこない…
デメリット
デメリット多すぎぃ~
2. 賃貸生活のススメ
賃貸に住むことには、以下のようなメリットがあります。
- 流動性の確保
ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて、住む場所や広さを柔軟に変えられます。 - ローン返済のストレスから解放
住宅ローンを組まずに済むため、毎月の支出が一定で計画的な資産形成が可能です。 - メンテナンス費用が掛からない
賃貸の設備が壊れた場合、住人の過失でければ費用を負う必要はありません。
さらに、賃貸生活によって資金の余裕ができることで、その分の資金を株式や投資信託に回し、運用益を得ることが可能です。
3. マイホームが資産形成に与える影響
マイホームは資産になるとよく言われますが、実際には投資資産というよりも「負債」になることも多いです。デメリットにも書きましたが、家を持つことで毎月のローン返済やメンテナンス費用が発生するからです。また、数十年後に価値が上がる保証もなく、日本の住宅は築年数が経つと価値が下がる傾向にあります。
機会損失
もしマイホームに投じる資金を他の投資(株式、投資信託、不動産投資)に回していたら、より大きなリターンが得られるかもしれません。つまり、マイホーム購入によって資産運用の機会を失っている可能性も考慮する必要があります。
この視点が当時の私は完全に抜け落ちてた…
マイホーム購入 vs 投資に回した場合のシミュレーション
マイホームを3000万円で購入した場合と、そのお金を投資に回したらどうなっていたかをシミュレーションしてみました。
マイホームを購入した場合
3000万円のマイホームを現金一括で購入し20年住み続けた場合、以下のような支出が考えられます。
総支出の見積もり
ローン返済や維持費などを加えると、20年間で以下の費用がかかります。
総費用 20年×(10万円+15万円)= 500万円
また、20年後にマイホームの市場価値は通常下がるため、残存価値を1,500万円と仮定します。
純資産 1,500万円(残存価値)
したがって、20年後の資産額は以下になります。
純資産 1,500万円 – 総費用 500万円 = 1,000万円
3000万円を投資に回した場合
同じ3000万円を年利5%で運用し、20年間複利で増やした場合を試算します。
またその間は家賃月8万の賃貸物件に住み続けることとします。
賃貸で住み続けた場合、20年間で以下の費用がかかります。
総費用 20年×12ヵ月×8万円 = 1,920万円
同じ3000万円を上記の条件で、20年間投資に回した場合を試算します。
3,000万円×(1+0.05)20 ≈ 7,960万円
したがって、20年後の資産額(純資産)は以下になります。
純資産 7,960万円 – 総費用 1,920万円 = 6,040万円
比較まとめ
項目 | マイホーム購入(35年後) | 投資(35年後、年利5%) |
---|---|---|
資産価値 | 1,500万円 | 7,960万円 |
総支出 | 500万円 | 1,920万円 |
最終純資産 | 1,000万円 | 6,040万円 |
当時の私にもっと金融リテラシーがあったら
マイホームなんて絶対買わなかったよ(泣
4. まとめ:お金持ちを目指すならマイホームは買うな!
資産形成を目指すのであれば、マイホーム購入は必須ではありません。むしろ、流動性が高く、成長が期待できる資産に資金を投じることが賢明です。賃貸生活をしながら、余裕資金を株式や不動産投資などの運用に回すことで、お金持ちになるための最適な道が開けるでしょう。
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